この記事では、アンプシミュレーターとして有名なAmpliTube5の無料版を使ってできる、ギター、ベースの練習方法を紹介します。
この記事はこんな人におススメしたいです
- 家でアンプは鳴らせないけど、アンプのサウンドで練習したい!
- ミックスとかは知らん!練習だけできればいい!
- DAWを持っていない
- DAW持ってるけど機能が多すぎてわけわからん ← 管理人
- オーディオインターフェースは持っている(必須)
- 弾いてみた動画を作ってみたい
↓2022年6月25日追加記事↓
AmpliTube5を購入したので、使えるようになったベースヘッドアンプやサンズアンプのモデリングの音を聞き比べる記事を追加しました。
ベーシストの方は是非ともご参考にしてみてください!
目次
特徴
なんと、このAmplitube5は…
DAWを持っていなくても、単体で使えるんです!
しかも!
手持ちの曲に合わせて再生、録音もできるんです!
つまり!完全無料(オーディオインターフェースは必要だけど)で弾いてみた動画用の録音ができるんです!
また、速度変更も簡単で、耳コピ~録音~聞き返しまでササッとできるのも、練習ツールとして素晴らしい点だと思います。
インストール方法
インストール方法は別記事に以前まとめましたので、まだインストールしていない方はコチラをご参照ください。
オーディオインターフェースを認識させる
インストールが完了したら、早速起動して使えるように設定しましょう!
ちなみに、今回はベースの録音をしてみようと思います。
とはいえギターも手順は同じで、選択するアンプの種類の違いぐらいです。
また、管理人はSteinbergのUR12というオーディオインターフェースを使用しています。
1万円以内で購入でき、マイク入力x1、ライン入力x1の2入力があるので、必要な機能は十分満たしているかなと思います。
まだ持っていない方には是非ともオススメです!!
起動したらこんな画面が表示されます。
設定するべき項目は…
- オーディオインターフェースの選択
- バッファサイズの選択
- サンプリングレートの選択
があります。
特に、②③を正しく設定しないと、録音したときに音ズレが発生するので気を付けましょう。
順番に解説します。
1.オーディオインターフェースの選択
画面右上の三本線(ハンバーガーメニュー)をクリックします。
すると設定画面が開くので、”AUDIO/MIDI”のタブから…
Technology:ASIO
Output Device:使いたいオーディオインターフェース
を選択します。
管理人はオーディオインターフェースとして「Yamaha Steinberg USB ASIO」を選択しています。
【変更前】
【変更後】
ちなみに、Output Deviceを変更したときに、”Device could not be opened.”のエラーが発生することが結構あります…
こういう場合は、Amplitubeを再起動するか、それでもだめならPCを再起動しましょう。
2.バッファサイズの選択
バッファサイズはオーディオインターフェースのドライバーの設定に合わせましょう。
管理人が使っているSteinbergのオーディオインターフェースの場合は…
“Yamaha Steinberg USB Driver”の中の”Control Panel”を起動します。
起動して”ASIO”のタブにバッファサイズが記載されています。
この設定に合わせましょう。
AmpliTubeの設定画面に戻って、”AUDIO/MIDI”のタブの一番下にバッファサイズの設定があります。こちらを合わせます。
3.サンプリングレートの選択
サンプリングレートの設定はAmpliTubeのプロジェクト設定にあります。
こちらも、オーディオインターフェースのドライバーの設定に合わせましょう。
Steinbergのドライバーの場合はインターフェース名(管理人の場合は”Steinberg UR12″)のタブに合わせるべき値があります。
AmpliTubeで設定しましょう。
“File”→”Project Settings”を開きます。
Project Settingsと言いながらサンプリングレートの設定しかありませんww
ここを先ほどのドライバーの値と合わせましょう。
今回は44.1kHzなので、”44100″を選択します。
これで設定は完了です!
ここまで設定できていれば、オーディオインターフェースにつないだ楽器の音がアンプシミュレーターを通って鳴るはずです。
アンプを選択する
設定が完了したらアンプを選択しましょう。
詳しい画面の説明などはインストール編の記事の下部に記載しているので、この記事ではさらっと…
- 接続部分からヘッドを選択
- ヘッド一覧を表示するボタンを押す
- 使いたいヘッドを選択する
の3ステップです。
【変更前】
【変更後】
ちなみに、画面にあるツマミの上でスクロールする or 上下にD&D することでツマミを回せます。
音を出す
ここまでの設定を行ったら、オーディオインターフェースにつないだ楽器を鳴らしてみましょう。
音が鳴るはずです(雑)
鳴らない(左下の”INPUT”が反応しない)人は…
- オーディオインターフェースの入力のゲインが”0″になっていませんか?
- 楽器本体のボリュームは”0″じゃないですか?
- インプットのチャンネルは正しいですか?
③については、以下でチャンネルを選択します。
画面一番下の左側にあるトラック表示ボタンをクリックします
するとDAWのような画面が表示されます。
難しく感じますが、変更するのは1か所だけです。
トラックを選択し、画面左下の”INPUT*”を押すと、使用するインプットが切り替わっていきます。
管理人が使用しているUR12は…
INPUT1:マイク入力
INPUT2:LINE入力
なので、”INPUT2″を選択します。
これで音が出るようになりました。
録音する
練習の一環として、録音して聞き返すのはすごく重要!
演奏中は演奏することに精一杯になってしまい、粗などを見落としがちです。
聞き返すことで音に集中して、改善点を探しましょう。
方法は簡単!
画面最下部の中央らへんにある録音ボタン(●ボタン)を押すだけです。
押した瞬間から録音が始まります。
ちなみに、画面右下らへんでテンポ設定、メトロノームのON/OFFを切り替えられます。
録音が完了すると、トラックに波形が表示されます。
手持ちの楽曲と合わせる
「メトロノームでの練習だけじゃつまらないよ~!」
という皆さん!朗報です!
なんとこのタイムライン…
手持ちのオーディオファイルを取り込めるんです!
方法は簡単!
手持ちのオーディオファイルをトラックにドラッグ&ドロップするだけ!
(*’▽’)ヤッター
あとは画面下部の再生ボタンから楽曲を再生して一緒に演奏すれば、曲の練習ができます!
録音もできます!
また、画面右下の”Playback Speed”を左右に動かすことで、再生速度を変更できます。
録音したものを出力する
楽曲を取り込んでフレーズを録音したら、重ねたオーディオファイルを出力してみましょう。
これだけで、弾いてみた動画の音源作成が完了です!!
録音した状態は以下の通りです。
出力する範囲はトラック1の上にあるフラグの範囲で設定します。
フラグの三角の部分をドラッグアンドドロップすることで、範囲を変更できます。
範囲を設定したら出力します。
“File”→”Export”を選択します。
出力用のウィンドウが表示されるので、名前や保存先を設定して”Export”ボタンを押せば出力されます。
注意点としては、「日本語のファイル名が使えない」ということです。
できました!音を聞いてみましょう。
ちなみに、このトラックはベースのヘッドとキャビを選択しただけの状態です。
ヘッドの設定はいじっていません。
(演奏の粗がひどいけど目をつぶってクレメンス)
これだけで手軽に!しかも無料で!演奏してみたの音源が作れるんです!!
練習用のツールとしても非常に役に立つので、是非とも入れてみてはいかがでしょうか?