【VTuberのなり方解説#5】VRMって何よ!?【ざっくり解説】

Unityを使って3DのVTuber(ブイチューバー)デビューを目指す管理人が、その手順を示していこうと思います。
この記事では、UnityでVTuberを扱うにあたって直面した用語”VRM”について、初心者なりの理解を記載しようと思います。

詳細な解説は他のサイト様に載っていますが、「結局どういうものなのよ!?」というのがパッとわからなかったので、ざっくり大枠だけ記載します。

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VTuberのなり方解説まとめ【Unity】

2021.01.17

目次

一言で言うと

人型3Dモデルの拡張子

↓こういうことか!

  • mp3:音声ファイル
  • jpg:画像ファイル
  • txt:テキストファイル
  • VRM:人型3Dファイル

何ができるの?

「バーチャルキャスト」や「SHOWROOM」などのVTuber用の配信アプリ、「VRChat」などのVRコミュニケーションツールなどで、様々なソフトをまたいで同じ3Dモデルを使えます。

VRM形式が無かった時代は3Dモデルの作者によって骨組みが違ったりしたため、アプリケーションごとで設定が必要でした。
VRM形式で作ることで構造が統一され、異なるアプリケーションでも使うことができるのです。

VRMはどうやって作るの?

VRM形式の人型3Dモデルを作る方法はいくつかあります。

  1. 既存のモデルを買う
    VRoid Hubなどの3Dモデル投稿サイトで販売されているVRM形式のモデルを購入する
  2. 専用ツールで作る
    VRoid Studioなどのキャラクター作成ツールを使って作る
  3. モデリングソフトで1から作る
    Blenderに「VRM_IMPORTER」というアドオンを入れて、自作したキャラクターにボーンを割り当てる

2,3についていずれ管理人も挑戦してみようと思います。
挑戦した際には記事にしようと思うので、気長にお待ちください。。。

持っているパラメータ

VRM形式の人型3Dモデルは色々なパラメータ(設定項目)を持っています。
UnityやBlenderなどにVRMファイルをインポートすることでパラメータを変更することができます。

表情(Blend Shape)

「あ、い、う、え、お」それぞれの表情や「喜怒哀楽」の表情、ウインクなど、様々な表情を設定することができます。
さらに、ショックを受けたときの表情におでこ周辺を青くして青ざめる表現も設定できます。

表面の質感(Material)

光の当たり方に応じた影の付き方や、輪郭線の有無などを設定することができます。
また”MToon”という機能を有効にすることで、アニメっぽい表現ができるようです。

目線の制御方法(LookAt)

目線の制御方法を設定することができます。
ボーンを制御する方法(Bone)、BlendShapeの頂点移動で制御する方法(BlendShape)、目のテクスチャを制御する方法(UV)があります。

BlendShapeが何なのかはよく分からんけど…

揺れモノ(SpringBone)

髪の毛やスカート、尻尾など、動きに従って自由に揺れるパーツを設定することができます。
また、当たり判定も設定できるので、揺れたときに腕や足を貫通しないように調整できます。

人型の設定(humanoid)

モーションキャプチャの動きをキャラクターに反映するために設定する項目らしいです。

モデル情報(Meta)

  • タイトル(モデルの名前)
  • モデルの作者
  • 作者の連絡先
  • 参照(そのキャラが登場する作品)
  • サムネイル
  • バージョン
  • ライセンス

などなど、モデルに関する情報を設定することができます。
暴力表現や性的表現の可否もここに含まれます。

一人称(FirstPerson)

VRヘッドセットとキャラクターの頭を連動させるために設定する項目です。
また、ヘッドマウントディスプレイの映像に表示する部品/表示しない部品なども設定できます。
これを設定しないと、ヘッドマウントディスプレイで顔の中の部品が常に見えたりしてしまいます。

なんか他にもあるかもしれないけど、調べた限りはこんな感じでした!
使ってみて必要に応じて追記するかも!

最後に

ということで、簡単で超ざっくりした説明ですが、何となく伝わったかな?

  • VRM=人型3Dモデルの拡張子だよ!
  • UnityやBlenderでパラメータを設定することでキャラクターの細かい設定ができるよ!

ということだけ覚えてもらえればいいかな?と思います。
実際のモデルの作り方などは追々やりながら記事にしていこうと思います~。

もっと詳しく知りたいよ!という方はVRMの公式サイトをご覧ください。
https://vrm.dev/