Unityを使って3DのVTuber(ブイチューバー)デビューを目指す管理人が、その手順を示していこうと思います。
本記事では、実際に配信をするにあたってUnity内のカメラで写した映像をOBSに出力する方法をお伝えします。
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目次
必要なツール
必要なツールは1つだけ!
UnityCapture
この”UnityCapture”は、Unity内のカメラをノートPCの内側カメラと同じように使うためのツールです。(仮想Webカメラ化する)
“UnityCapture”の映像出力をOBSに取り込めば、配信用の定点カメラとして使えるのです!
同じようなツールでUnityCamという(こっちが元っぽい)Unityのアセット1がありますが、出力解像度が最大1280×720となっています。
しかし、UnityCaptureはフルHDの60fpsに対応しており、より高速なPCでは4Kまで使えるとのこと!
「より綺麗な映像で配信したい」と思うならUnityCaptureを使うことをオススメします。
UnityCaptureのインストール
では実際にインストールしてみましょう。
手順は簡単2ステップ!
- ZIPファイルをダウンロード
- “Install.bat”を実行
ZIPファイルをダウンロード
UnityCaptureは以下のページからダウンロードできます。
上記リンクを押すとこんなページに移動します。
“Code”タブにある”Code▼”というボタンをクリックし、”Dwonload ZIP”をクリックしましょう。
ダウンロードが始まります(500KB程度)。
“Install.bat”を実行
ダウンロードが完了したら解凍します。
解凍した中に”Install”というフォルダがあります。
その中にある”Install.bat”をダブルクリックで実行します。
※解凍先に関する注意※
解凍先のアドレスには日本語名を含まないようにしましょう。
OBSが認識できず、映像キャプチャデバイスに”Unity Video Capture”のデバイスが出てきません。
【例】
×:MyDocument/Unity/プラグイン
○:MyDocument/Unity/Plugin
以上でインストールは完了です!
ちなみに、解凍したフォルダ内にあるファイルは一時的なものではなく、OBSで毎回使用されるので消さないでください。
UnityCaptureの使い方
UnityCaptureをPCにインストールしたら、実際にUnityで使ってみましょう!
こちらも簡単(?)2ステップ!
- プロジェクトに必要なフォルダをコピペする
- Unity内のカメラにUnityCaptureの機能を追加する
プロジェクトに必要なフォルダをコピペする
まずは必要なフォルダをプロジェクトにコピーします。
①Unityでプロジェクトを開いて
②”プロジェクト”タブの”Assets”フォルダに
③解凍した”UnityCapture”フォルダをコピー!(ドラッグ&ドロップ)
“UnityCapture”フォルダは以下にあります
解凍したフォルダ/UnityCaptureSample/Assets
Unity内のカメラにUnityCaptureの機能を追加する
次はUnity内のカメラにUnityCaptureの機能を追加して、配信用のカメラに進化させます。
①配信用カメラにしたいカメラを選択して…
②”インスペクター”タブの「コンポーネントを追加」ボタンをクリック!
③検索窓に”unity capture”と入力すると候補が出てくるので”Unity Capture”をクリック!
“インスペクター”タブに”Unity Capture”のメニューが表示されていればOKです!
OBSに出力する方法
これでUnity側の設定が終わりました!
あとはOBS側でUnityCaptureの出力を受け取るデバイスを配信画面に追加するだけです!
ソースを追加する
OBS画面の下側にある「ソース」の”+”を押しましょう。
“映像キャプチャデバイス”を選択します。
表示されたウィンドウで任意の名前を設定して”OK”を押しましょう。
デバイスを設定する
プロパティが表示されます。
「デバイス」に”Unity Video Capture”を設定しましょう。
そのほかの設定は初期のままでOKです!
なんか不安になる画面ですが大丈夫です!ww
出力してみた
Unityにカメラの設定した!
OBSに映像キャプチャデバイスを追加した!
あとは!再生するだけ!
(管理人は解像度の設定が必要でしたが…)
Unity画面上部中央にある再生ボタン”▶”を押しましょう。
OBSを確認しましょう。
Unityのカメラ出力が表示されていれば完了です!
表示できた~!!
お疲れさまでした!!
(`・ω・´)b
多分動きのある映像を出力すると「フレームレートが~」とかのエラーを出す空気がプンプンしますが…
出てきたら都度、以下の「エラーの対処」に追記します!
エラーの対処
管理人が表示するまでに躓いたエラーと対処方法を記します~
OBSの映像キャプチャーデバイスに”Unity Video Capture”がない
思い当たる原因は2つあります。
- UnityCaptureをインストールする際のアドレスに日本語が含まれている
- UnityCaptureのインストールファイルを移動 or 削除した
1を解決する方法はここをご参照ください。
2を解決するには再度インストールして、使ったファイルはそのまま残しておきましょう。
OBSに出力が表示されない
カメラにUnityCaptureのコンポーネントを追加して意気揚々と再生!
しかし…OBSの画面は不穏な色…そして中央に見づらいメッセージ…
なんやこれ…
orz
落ち着いて、よ~く中央のメッセージを見てみよう…
<●><●>
Capture Output resolution is 1920 x 1080 Unity render resolution is 756 x 689 please set these to match
解像度の話をしてるっぽいですね…
OBSの映像キャプチャーデバイスが「1920×1080の画像来い!」って待ち構えてるのにUnityが756×689の画像を投げているみたいです。
では!Unityの出力の解像度を設定しましょう!
①Unityの”ゲーム”タブを開きましょう。
②左から2番目に解像度(アスペクト比)を設定する箇所があります。
「Free Aspect」って書いてあると思うので、ここをクリックしましょう。
“1920×1080″の設定がないので作ります。
“+”をクリックしましょう。
③わかりやすい名前と解像度(1920×1080)を設定して”OK”をクリックしましょう。
これでOK!
他にエラーが無ければUnityで再生したときにOBSに表示されるはずです!