先日、バンド音源のMixを担当させてもらい、完成品をメンバーに投げた際…
イントロの「ドンドン!」(スネア&フロアタム)にもっとパワーが欲しい
という要望をいただきました。
その時に管理人が行った対処方法を記そうと思います。
また、今回の対応を行った際に「このプラグインがあれば楽にできるな~」と思っていたものがセールになっていたので、そちらの紹介も併せて行いたいと思います。
Before/After
4回しごとにBefore/Afterを2周切り替えます
(Before→After→Before→After)
目次
パワーを出す要素(個人的考え)
パワーを出すには2つの方法があると思います。
- 高音を足して明瞭感を出す
- 低音を足して重厚感を出す
花火職人の打ち上げ花火みたいな…
発射時の「ドン!」もパワーがあるし、上空で開いたときの「パンッ!」もパワーがありますね。
今回は「ドン!」に重厚感を持たせたいので、低音を足していこうと思います。
行った対処
フロアタムが鳴るタイミングに低音を追加する
脳死で「低音が足りないなら追加したれ!!」ということですw
フロアタムが鳴るタイミングで一緒に低音のみの音源を鳴らします。
要はトリガー的な手法です。
追加したのはこんな音
今回は手持ちのプラグイン「iZotope BreakTweaker」から「AB-Abstract Slithre」の「Kick」の音をちょっといじった…はず…(うろ覚え)
セールで2,000円ちょっとで購入したプラグインです。
基本的にはパターンを組み合わせてEDM、ダブステップ系のビートを作り出すプラグインですが、色々な音色が入っているサンプル集としても優秀です。
この音を一緒にならすことで、ページ上部のBefore/Afterのようなパワーと立体感を追加することが出来ました!
Cubaseに付属している「Groove Agent」や「HALion Sonic」などのソフト音源のバスドラの音などを使っても同じようなことが出来そうですね~
対処に有効なプラグイン
今回は追加したい音を「タイミングここかな~」と探しながら1つ1つ追加しましたが、フロアタムを多用する曲だと手間がかかる…
ということで、この手間を大幅に削減してくれるプラグインを見つけました!
Steven Slate Trigger 2
音の立ち上がりを検出して任意の別の音を再生してくれるプラグインです。
今回の例でいうと、フロアタムが鳴ったタイミングを検出して低音を再生してくれます。
また、メインの音と別の音の混ぜ具合も調整できます。
極端に言えば、「メイン:0 vs 別の音:100」にすれば音色の置き換え(リプレイサー)として使えます。
そして2021年11月30日までセール中!
通常価格2万円ちょっとしますが、今なら5,000円ちょっとで購入できます!
迷っているなら!急げ!!
(年1~2回セールしてます)
詳細はDTM情報専門サイトのSleepFreaksさんが解説してくれているのでそちらを参照!
ダウンロード方法
購入したは良いけどダウンロード方法がわかりにくかったのでついでに記載します。
ざっくりの手順は…
- iLokのアカウント作成
- 「iLok License Manager」を入手(ライセンス管理ツール)
- Slate Digitalのサイトへ移動しログイン
- 購入時に届いたメールのライセンスを登録する
- プラグインをダウンロードをする
- プラグインをアクティベート(使えるように)する
- 確認してみる
です!
詳細を見てみましょう。
iLokのアカウント作成
まずはライセンス管理ツールを使うためのアカウントを作りましょう。
以下のサイトから登録をします。
「iLok License Manager」を入手(ライセンス管理ツール)
ライセンス管理ツールの「iLok License Manager」を入手しましょう。
プラグインのダウンロードもこのツールから行います。
Slate Digitalのサイトへ移動しログイン
Slate Digitalのサイトへ移動して、購入した製品を選択しましょう。
ログインを求められるので、ログインします。
アカウントを持っていない方はアカウントを作成しましょう。
アカウントを持っていない人は左、アカウントを持っている人は右
ログイン完了!
購入時に届いたメールのライセンスを登録する
PluginFoxでプラグインを購入するとライセンスが記載されたメールが届きます。
メールに記載されたライセンスをSlate Digitalのサイトに登録しましょう。
PluginFoxはアメリカオレゴン州の会社で時差があります。
現地時間で夜に購入すると、なかなかライセンスメールが届きません。。。
管理人は知らずに日本時間15時ごろに購入し、なかなか届かず「詐欺られた…?」と焦りましたw
(自動発行だと思ってた)
結局メールが届いたのは日本時間AM4時でした。
先にログインしていたSlate Digitalのページでライセンスを追加します。
画面右上の”Add Products”をクリックします。
メールに記載されたライセンスコードを入力画面に入力します。
入力したら下の”SUBMIT”ボタンを押しましょう。
プラグインをダウンロードをする
ライセンスの登録が完了するとメールが届きます。
Slate Digitalのプラグインを始めて導入する方は、メールから”SSAC”というソフトをダウンロード&インストールしましょう。
(プラグインのダウンロードに使用します)
インストールが完了したら起動して、Slate Digitalのアカウントでログインしましょう。
ログインすると使用できる製品の一覧が表示されます。
購入した製品をクリックしてインストールしましょう。
プラグインをアクティベート(使えるように)する
ダウンロードしただけでは使えないみたいです。
実際に使えるように有効化しましょう。
先にダウンロードしたiLok Managerを起動してログインしましょう。
起動すると使用できるプラグインの一覧が表示されます。
有効化したいプラグインの上で右クリックして”Activate”をクリックしましょう。
以上でActivate完了です!
確認してみる
正常にアクティベート出来たか確認しておきましょう。
適応したいトラックを選択し、”Insert”からTriger2を選択します。
起動出来た~!!
(*´Д`)
ということで慣れていない方(自分含め)にはなかなか大変な道のりですが頑張って導入しましょう!
思いのほか長い記事になっちゃったのでこの辺で!
エンジョイDTMライフ!
(/・ω・)/