この記事では、Googleドキュメントを使用してPCさんに文字起こしをしてもらう方法を紹介します。
「過去にやったけど精度が悪くて…」という方に向けて、精度を向上させる方法も紹介しますので、是非ともご参考ください。
↓こんな感じで自動化されます↓
まえがき
突然ですが皆さん、副業してますか?
最近は世間的にも副業を認める会社が増えたり、フリーランスという生き方が浸透してきたり、副業の始め方を発信する方が増えたりと、個人で稼ぐ事が一般化してきましたね。
「副業を始めたいけどいきなり大きな案件は怖いな…」
「プログラミングのスキルとかないし…できる仕事はあるんだろうか…?」
と及び腰になっている方も多いのではないでしょうか?
そんな方に、副業の第一歩として簡単に取り組めるのが「テープ起こし・文字起こし」のお仕事だと思います。
パソコンで文字を入力できる方なら誰でも大丈夫!
渡されるインタビューなどの音声を聞いて、テキストファイルに書き起こす作業です。
しかし…そんな文字起こしの作業…
もはや書き起こす作業すらほぼ不要なんです!
・句読点(“、”や”。”)や、改行などはする必要がある
・業界の専門用語などマイナーな言葉を判別できないときがある
しかし、通常のナレーションであれば割と高精度で文字起こしができるんです!
ポイント
- Googleアカウントを持っていれば無料でも可能
- 無料でやるには端末が2台必要(スマホ2台 or スマホ、PC各1台)
- 精度を上げるにはオーディオインターフェイスを使うべし
まえがきが長くなりましたが、実際に自動化させてみましょう!
目次
パート1.スマホとPCで自動化(無料)
パート2.オーディオインターフェイスとPCで自動化
(オーディオインターフェイス必要)
- 要するに何するの?
- オーディオインターフェイス選びの注意点
- Googleドキュメントを開く(PC)
- オーディオインターフェースのループバックを有効にする
- PCの入力デバイスをオーディオインターフェースにする
- Googleドキュメントを音声入力モードにする
- PCで音声を再生する
- 音声入力を開始する
パート1.スマホとPCで自動化(無料)
要するに何するの?
要するにこういうことです!(物理)
Googleドキュメントを開く(スマホ)
スマホでGoogleドキュメントを開きましょう。
Googleアカウントは所持している前提で進めます。
“Googleドキュメント”のアプリをインストール
まずはGooglePlayもしくはAppStoreでGoogleドキュメントのアプリをインストールしましょう。
無料でできます。
アプリを開いて新規ドキュメントを作成する
アプリをインストールしたら開きます。
右下の”+”ボタンを押して”新しいドキュメント”を選択します。
任意の名前を付けて”作成”ボタンを押せば完了です。
準備完了です!
PCで音声を再生してスマホに聞かせる
Googleドキュメントを開いたら、右下の鉛筆ボタンを押して入力状態にします。
その後、左下にあるマイクのボタンを押すことで音声入力状態になります。
音声入力状態になったら、PCで音声を再生しましょう。
スマホのアプリ内にどんどん文字が入力されていくはずです。
課題
しかし…なかなか認識されない…
ノートPCの音量MAXではスマホが聞き取れるレベルに至っていないのかもしれません。。。
お持ちの方は、外付けスピーカーなどを試してみるといいかも…?
もしくは、「PCのスピーカーを出てスマホのマイクで拾う」という伝言ゲームをしており、クリアな音声が入力されていないのも一因かもしれません。。。
もっと精度高く認識させるには「クリアな音声を大きな音で入力する」必要があります。
ということで、管理人がおすすめするのは「オーディオインターフェイスでPCの音声をPCに入力する」方法です。
パート2では、その方法をお伝えします!
パート2.オーディオインターフェイスとPCで自動化
要するに何するの?
要するにこういうことです
「オーディオインターフェイス」という機材を初めて知る方には難しそうに見えるかもしれませんが、USBケーブルでPCと接続して、ループバックという機能をONにするだけです。
主に音楽用に使われる機材。
マイクやギターをつないでパソコンに音を入力したり、スピーカーをつないでパソコンの音を出力する役割を行う
パソコンの出力を入力として返す(ループさせて返す)機能
オーディオインターフェイス選びの注意点
オーディオインターフェイスをネットで検索すると5,000円ぐらいの安いものから10万円を超えるような高いものまで様々です。
選ぶ際の注意点ですが、必ず…
ループバック機能のあるものを選んでください!
この機能がないとこの作業ができません。
管理人はSteinberg(スタインバーグ)というメーカーの”UR12“という機種を使用しています。
1万円以内で購入できる、ループバック機能のあるオーディオインターフェイスの中では一番安い部類だと思います。
5,000円ぐらいのものはループバック機能が付いていないものばかりなので、必ずご確認ください。
Googleドキュメントを開く(PC)
ブラウザを起動してGoogleのページを開き、右上の点々(Googleアプリ)から「ドキュメント」をクリックします。
管理人はGoogle Chromeのブラウザを使用しています。
すると、ドキュメントのトップページに移動します。
「空白」を選択して、新しいドキュメントを作成します。
準備完了です!
オーディオインターフェイスのループバックを有効にする
では、オーディオインターフェイスをUSBケーブルでPCに接続したら、ループバック機能を有効にしましょう。
事前にUSBドライバーをインストールしておいてください。
(接続したら自動でインストールされるはず…?)
↓一応ドライバーの入手先↓
ここは、管理人が持っているSteinberg社の方法を例として記載します。
スタートメニューの”Yamaha Steinberg USB Driver”から”Control Panel”を開きます。
“Control Panel”を開いたら、機種名のタブ(管理人は”Steinberg UR12”)を開き、”Enable Loopback”にチェックをつけて”OK”ボタンをクリックします。
PCの入力デバイスをオーディオインターフェイスにする
ループバックをONにしたら、PC側でその音声を受け取る設定をします。
画面右下の音量(スピーカーのマーク)を右クリックして、”サウンドの設定を開く”をクリックします。
サウンドのウィンドウが開いたら、入力のデバイスをオーディオインターフェイスに変更します。
設定完了です。
YouTubeなどを再生してみて、下にある”マイクのテスト”が反応していれば、パソコンの出力が入力された音声として戻ってきているということです。
Googleドキュメントを音声入力モードにする
これで機材の準備は整いました。
Googleドキュメントを音声入力モードにしましょう。
あとちょっと!!
音声入力開始 → 音声再生 の順番だと、Googleドキュメントを離れた瞬間に音声入力が停止します。
必ず…
- 再生開始
- 音声入力開始
の順で操作してください。
Googleドキュメントを開き、”ツール”→”音声入力”の順で選択します。
マイクボタンが出てきます。
まだこのボタンを押さずに、先に音声の再生を開始しましょう。
PCで音声を再生する
依頼物の音声ファイルやYouTubeを再生しましょう。
音声入力を開始する
再生を開始したら、音声入力を開始しましょう。
Googleドキュメントに戻って、先ほど表示されたマイクボタンを押すだけです。
するとなんと!Googleドキュメントに自動で文字が入力されていくではないですか!!
知らない人が画面に勝手に文字が入力されていく様を見たら、若干ホラーですね。。。
音声を聞きながら、会話の途切れたタイミングでEnterを押していけば改行も入れていけるので、一緒にやってしまうことをオススメします。
最後に
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました!
そしてお疲れさまでした!
自動で文字起こしを行う際の精度は元の音声素材のクオリティに依存する所はありますが、インタビューなどはっきりとした音声であればかなりの精度で自動化できることがわかりました。
管理人自身も驚いています。
皆さんの作業が少しでも効率化でき、楽になることを祈っています!
(*’▽’)ノシ